ホスピスへ向けて(クライアント様からのメール)

ハートセラピー大分

2009年08月06日 18:00

クライアントKさんからメールをいただきました。
心に響き、、、涙が溢れました。。。
長くなりますが、ご紹介させていただきます。
(ご本人に承諾を戴き、記載しています。)

〜Kさんからのメール〜
お久しぶりです。
Kです。
ずっとお手紙を書きたくて仕方なかったので、メールさせていただきました。
 実は父が今、ホスピスに入院していて余命幾ばくもありません。
ホスピスに入院して1ヶ月、本人も了承して入院してみたものの、
死への恐怖、不安・強迫観念による精神不安定になり、
つじつまの合わないことを言ったり、今まで一度も暴力を振るったことのない父が、
母や私に手を上げることも時々ありました。

そんな父を見るのが辛く、母を置いて病室を飛び出して大泣きしたこともありました。
父は「せん妄」という精神病の症状が出てしまっています。
先生と話し合い、24時間睡眠薬を投入し、最期を看取るという結論を出しました。
24時間の睡眠薬の投入はおそらく2週間程で限界がくるとのこと。
私も母も自分の体力と精神力の限界まで父を看病したため、後悔はありません。

母が言うには、父は祖父が大変厳しい人で親子関係がうまくいってなかったことと、
過去世で常に何かに追われていたと。
うわ言で「留置所から出せ!」とか「俺が何をしたんだ!」など叫ぶことがしょっちゅうです。
母へ依存し、母の姿が見えないと不安になり、パニックになっていました。
最近は母のことも私のことも、分らない様な状態でした。
母はヒプノの知識はありませんが、父の子供のころの遠い記憶が影響していると言っていて、
私はまさにインナーチャイルドのことだなぁ!と思いました。
(中略)
もっとヒプノを知っていきたいと思っています。
父を看取って、生と死を見つめて、看護・介護の現場を知って、そこを通過した後に
私の婚活が始まるのかなーと思います。
父のことがあって、結婚を考えるような出会いは全くありませんでした。(笑)
ツライとき、今日こそは米澤さんに手紙を書こう!と思いながらも、会社と病院
の往復で時間が取れずに今に至ってしまいました。
ヒプノで見た、父の遺影を持って自分の結婚式に出ることが近い未来に起こりそうな気がします。
ヒプノで一度その光景を見ているので、心はとても穏やかです。
父も母も私も、もう少しでいろんな意味でステップアップできそうなので、また
落ち着いたらセッションなどにも参加してみたいと思います。


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私は以前より、ホスピスでのヒプノセラピーのボランティアをしたいと考えていました。
それを彼女に伝えました。

〜その後のメール〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
父の介護をしていて、本当に米澤さんのされているヒプノセラピーの大切さに気づきました。
子供のころの記憶をずっと胸に秘めたまま何十年も生きてきて、退職してやっと
自分だけの時間ができたと思ったら、病気になって胸に秘めていた悲しい思いが
病気と一緒に出てくるんですね。
今思えば父のインナーチャイルドを少しでも癒してあげたかったです。

ホスピスは悪い言い方かもしれませんが、手遅れというか人生に絶望した人がたくさんいます。
もっと早い段階で癒してあげることができたら、もっと楽に最期を迎えられるのになぁと感じました。
言葉も話せない、寝たきりの人が多くいます。
でも絶対ヒプノって必要だと思います。
特に精神的に弱ってしまったときには。
ホスピスでのボランティア、早く実現できることを祈っています。

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ヒプノセラピーのイメージ療法は、痛みを緩和したり、自然治癒力を高めると言われています。
そして何より、人生の癒し、そして魂が続くことを感じると、死への恐怖が薄れ、
余命を家族や友人と大切に過ごす事が出来る。
それが自然に、体の痛みや、癌の進行も遅くなることに繋がります。


いつか、ホスピスでもヒプノセラピーを体験していただける時代がきたら。そう思っていました。

≪彼女のメールを読んで。。。≫
『いつか』ではなく『今』
そして、『誰か』や『時代が来たら』、でなく『私が』『そんな時代をつくる側へ』
出来る事をやっていこう!動けば、変わる。。。と気づかせていただきました。


彼女のメールには、沢山のメッセージがありました。
心より感謝致します。

そして、ホスピスに携わる方、患者様、ご家族の方へ。
もし、ボランティアさせていただく事が可能でしたら、、、
メッセージお待ちしています。

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